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書家 桑原翠邦「草長流翠碧～(二行書)」■作家名：桑原翠邦

■作品名：「草長流翠碧 花遠沒黄」

■手法：紙本・墨

■寸法：本紙130.7×32.0㎝、総丈193.0×43.0㎝

■備考：サイン「翠邦書」、印「桑原清美」「翠邦」

■状態：シミ、折れ、表具擦れがございます。

■付属品：箱はございません。

■略歴
【桑原翠邦(1906～1995)】
北海道帯広市出身の書家である。本名 清美。
翠邦は号で魚目とも号した。 書家の桑原呂翁は長男。
1906年、北海道河西郡帯広町（現在の帯広市）に生まれた。
1921年、札幌鉄道教習所に入学し、大塚鶴洞に師事したことで、書を意識するようになった。
また、後に同じく書家となる金子亭、三宅半有とも鉄道教習所時代に出会っている。
1924年に鉄道教習所を卒業し、職に就くが、川谷尚亭、比田井天来が相次いで北海道に来遊
彼らから上京を勧められたことで、金子とともに1932年に上京、以降比田井天来に師事した。
翌年、上田桑鳩が中心となって結成された書道芸術社に参加した。
戦後は書壇と一定の距離を置いた一方で、師天来と同じように桑原も全国各地を遊歴して書を頒布し、天来の書法を広めることに努めた（ここから、旅の書家とも言われた）。
現在でも桑原の書が各地に数多く残されているという。
1972年、東宮御所書道御進講となった。

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